不動産を買取する場合、不動産そのものの費用以外にもさまざまな費用が必要になります。
そのため、総額でどれぐらいの費用が必要になるかを把握しておく必要があります。
こちらの記事では、不動産買取の際に不動産以外にどんな費用が必要になるのか解説していきます。
不動産買取の際に必要な費用①税金
不動産買取をするときには、次の3種類の税金がかかります。
印紙税
収入印紙のことで、売買契約書に貼り付けるものです。
10万円を超えて50万円までは400円、50万円を超えて100万円までは1,000円…のように、売却価格が上がるごとに印紙税も上がります。
登録免許税
不動産の売買では、売主から買主へ所有権を移転させる所有権移転登記が必要になり、登録免許税というものがかかります。
不動産を売却するために住宅ローンを完済した場合は、抵当権抹消登記という物件から担保を外す手続きが必要になります。
抵当権抹消登記の際にも登記費用と登録免許税がかかります。
譲渡所得税
不動産を売却して利益が出た場合には、その利益に対して譲渡所得税が課せられます。
譲渡所得は、不動産を取得したときの費用と売却の際にかかった費用を、売却して得た費用から差し引いて算出します。
不動産買取の際に必要な費用②その他の諸費用
不動産買取の際には、先ほどお話した税金以外にもさまざまな費用がかかりますので、いざとなってから慌てないようしっかり把握しておきましょう。
引っ越し費用
不動産買取に伴って引っ越しをする場合には、引っ越し費用も必要になります。
印鑑証明書の発行
不動産買取の契約締結時には印鑑証明書を用意する必要があり、印鑑証明書の発行手数料300円がかかります。
必要書類の再取得費用
必要となる書類を紛失するなどして再発行が必要になった場合、主に以下の費用がかかります。
●登記済権利証（登記識別情報）…3～5万円
●土地測量図面・境界確認書…60～80万円
●固定資産税納付通知書…400円前後
●建築確認済証・検査済証…400円前後
●物件間取り図・設備仕様書…364円
また、不動産登記している住所が現在居住している住所と異なる場合、住民票が必要となり300円の手数料がかかります。
まとめ
不動産買取をする場合、不動産そのものの費用に加えて印紙税、登録免許税、譲渡所得税の3種類の税金がかかります。
また、引っ越し費用や印鑑証明書などの諸費用も必要になり、なかには大きな費用が必要になる場合もあります。
そのため、不動産買取の際には不動産の費用だけではなくその他にかかる費用についてもしっかり把握して資金計画を立てておくことが必要です。
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