自宅の買い替えで頭金が必要な場合や、住宅ローンの返済を金融機関から迫われている時など、早急にまとまった現金が必要な場合があります。
そこで、今回の記事では、マイホームを元手に資金をつくれる買取について、メリットデメリットなどもあわせて解説します。
マイホームを売って現金に換えたいと考えている人は、ぜひ参考になさってください。
マイホームを売却して現金にしたい時には買取がおすすめ
経済的な事情により、マイホームを売って現金を受け取りたい時には、不動産会社自身が物件を売り主から購入する買取がおすすめです。
仲介売却のような販促活動をおこなわなくて済みますので、査定額に納得すれば最短で1週間、長くとも3週間以内には現金に換えられます。
厳密に言うと買取には2種類があり、前述しました方法は即時になります。
もう一方の方法を買取保証と呼び、一定期間売却活動をしたが物件が売れなかったときに、不動産会社が最終的に買い取ることを保証するという仕組みです。
こちらは販促活動を伴いますので、今すぐ自宅を売って現金化したい人には、即時による取引がおすすめです。
マイホームを現金と引き換えに即売却するメリットとは
マイホームをすぐにでもお金に換えることができる即時買取には、どのようなメリットがあるのか以下にまとめましたので、確認していきましょう。
まとまった資金をスピーディーに用意できる
不動産会社と売り主で直接交渉するため、物件の宣伝などに時間が掛からず、その分迅速にマイホームを元手にまとまった資金を手に入れられます。
売却に掛かる費用を抑えられる
不動産会社自身が買い主になる取引ですから、販促活動を伴わないため仲介手数料が掛かりません。
誰にも知られずにマイホームを処分できる
不動産会社と売り主の当事者同士での交渉ですので、第三者に知られずに自宅を処分できます。
内覧の準備をしなくて済む
内覧のために自宅を整理したり、リフォームをする必要がなく、体力的にも経済的にも負担を軽減できるでしょう。
古いマイホームであっても契約不適合責任を負わなくて済む
通常の仲介売却は、マイホームを売った後に契約内容にはないトラブルがあった際には、売り主が責任を持たなくてはなりません。
特に、古い自宅は契約不適合責任を負う必要がないことは大きな魅力です。
さらに、デメリットも同じように確認していきましょう。
相場よりも価格が低い
通常の売買契約と比較すると、取引価格が7割前後下落してしまうため注意が必要です。
不動産によっては取引対象外のことがある
再販しづらい不動産は不動産会社としても引き受けづらいため、自宅を買い取ってほしいと交渉を持ちかけられても、引き受けられない場合があります。