「ホームステージング」という言葉をご存じでしょうか?
アメリカで生まれ、近年では日本でも注目されている不動産売却のテクニックのひとつです。
そこで今回は不動産売却を検討している方に向けて、ホームステージングとはどういったものなのかについて、そしてホームステージングを利用するメリットや、必要な費用がどの程度なのかについてもご紹介します。
売却不動産を魅力的に演出するホームステージングとは
ホームステージングとは、直訳すると「家を演出する」という意味になります。
つまり不動産売却におけるホームステージングとは、室内のインテリアや家具をモデルルームのようにコーディネートすることです。
不動産の購入検討者に対して良い印象を与えたり、生活のイメージを具体的に描いてもらうことを目的としています。
内覧に向けてホームステージングを利用する場合もありますが、近年増えてるのは撮影のためのホームステージングです。
今はインターネットで不動産情報を収集する買主が非常に多いため、情報サイトに掲載する用の写真をホームステージングを利用して撮影する売主が多くなっています。
なお、「まだその家に住んでいる」という場合でも、不要なものを処分したり必要なインテリアをレンタルするなどしてホームステージングは可能です。
不動産売却でホームステージングを活用するメリット
魅力的な室内写真を用意するということは、不動産売却において非常に重要な「内覧」のきっかけを増やすことにつながります。
ホームステージングを活用することで、数多ある物件情報のなかでも差別化をはかることが可能です。
また、ホームステージングには空室のままでは伝わりにくい生活イメージを明確に伝えられるというメリットも。
さらに、インテリアの方向性によって訴求したいターゲット層を絞り、スムーズな売却につなげられるというメリットも考えられます。
不動産売却におけるホームステージングの費用とは
ホームステージングの平均的な費用は、不動産が空家の状態であれば15万円から30万円ほどとされています。
これには家具やインテリアのレンタル費用のほか、専門家にアドバイスを受ける費用も入っているため、自身でコーディネートを考える場合はもっと安く抑えることも可能です。
また、住んでいる家でホームステージングをおこなう場合は、家具やインテリアを一から揃える必要がないので5万円前後になると考えておきましょう。