一戸建てやマンションといった、不動産を購入する際に必要な住宅ローンにはいろいろな種類が存在します。
一口にローンといっても、「多すぎてどれを選べばいいのか解らない」という人には必見です。
どんな種類があって、選ぶときにはどんなポイントがあるのかをご紹介します。
不動産の購入時に利用できるローンの種類について
ローンには固定金利型、変動金利型、固定金利期間選択型の3種類が存在しています。
まずは固定金利型については、返済開始から完済するにいたるまで金利が変動しません。
市場金利が変動しても借り入れ金利に影響がなく、返済金額が変わることがなく、返済しやすいというメリットがあります。
続いての変動金利型については、返済期間中に定期的に金利が見直されます。
市場金利が上がれば金利も同じように上がりますが、市場金利が下落すれば住宅ローン金利も下がるという特徴を持っています。
金利は原則年に2回、返済金額は5年ごとに見直されます。
場合によっては、返済金額が上昇してしまう可能性があります。
最後に、固定金利期間選択型です。
これは返済がスタートしてから、一定の期間固定金利期間を選択できます。
期間が終了すると変動金利型に移行しますが、なかにはそのまま固定金利期間を継続できるものも存在します。
固定金利に関しては、返済金額が上昇することもありませんが、ほかの金利のように下がることはありません。
しかしほかの金利に関してはタイミングによっては、返済金額が大きくなってしまう可能性もあります。
不動産の購入時にローンを選択するポイント
不動産購入の際にローンを組むのであれば、これから金利が上がるかどうかも判断材料にできます。
ほかにも子どもがうまれたばかりで出費が多くなりそうなら、金利は固定の方が安心です。
同じように家を建てる際に、そこまで家計に余裕がないというときにもこの固定金利型は安心です。
あとあと共働きになって収入に余裕が出るかもしれないのなら、選択型を選ぶのも手段です。
世帯収入が多く家計に余裕があるのであれば、一時的に金利が上がっても大きな影響を受けないで済みます。
市場金利が下がったときに返済金額が減少する可能性のある、変動金利型を選んでも良いでしょう。
このように、選ぶ際には自身の収入と照らし合わせて無理な返済にならないようにするのが大切です。
