マンションの購入を検討した際に、購入したいマンションが購入者を抽選で決定する方法をとっていることもあると思います。
抽選ということは、それだけ購入者が殺到しているということなのでしょうか?
今回は、マンションが購入者を抽選で決める理由と抽選方法、落選した場合はどうすればいいのかを解説していきます。
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マンションは、将来的に値上がりが期待できるなど、戸建てより資産価値が付きやすいと考え購入を検討する人が近年増えています。
その他にも、戸建てより駅からの距離が近い物件が多いことや安全面でのセキュリティーが優れているなども含めて人気があります。
このように人気があるマンションのため、1つの部屋に対して購入希望者が複数現れるので抽選する方法をとっているのでしょうか。
抽選にする理由を3つご紹介します。
購入希望者が多い人気のマンションのため
人気エリアのマンションに関しては、購入希望者が部屋の数より多く申し込みを入れるケースがあります。
また、同じような間取りでも階数や位置などを考慮して、購入希望者が1つの部屋に対して重複してしまいやすい場合もあります。
基本的には、モデルルームへの来場者数が多ければ、人気マンションと予想され事前に抽選にする方法を取ります。
しかし、それ以外にも理由があります。
人気のマンションだと宣伝するため
抽選にすると情報を伝えることで、人気のマンションだということをアピールするためです。
抽選するほど人気があるということは、購入しても間違いがないと思いやすくなります。
逆に、立地や価格などの条件が合っているマンションでも、抽選されずに申込数も少なく、空き部屋が多いマンションは購入したいとはなかなか思いません。
みんなが申し込むほど人気なら安心、申込者が少ない物件は不安に感じるのが一般的な心理です。
この心理を利用して、抽選という方法をとる場合もあります。
購入希望者を分散させるため
その他の理由として、抽選にすることで1つの部屋に集中しすぎずに、他の部屋を勧めることができます。
購入希望者の数が多く落選の可能性が高い部屋より、確実に購入できる部屋を希望しようと思う人もいます。
間取りや階数の希望が多少違っていても、同じマンションなので他の部屋も十分検討してもらいやすく、マンションの全部屋を売却しやすくなります。
マンションの抽選方法とは
抽選方法は、抽選会場にて購入希望者の前でおこなう公開抽選と抽選会場などを利用せずに結果だけを伝える非公開抽選があります。
ですが、公平さがわかるようにほとんどのマンションが公開抽選をおこないます。
抽選会場での抽選方法の流れを解説します。
申し込む
最初に購入したい部屋に、申し込み期間内に申し込みをおこないます。
購入するマンションによって異なりますが、一般的には「第1希望」「第2希望」「第3希望」まで申し込むことができます。
「第1希望」の部屋しか考えられないという場合は、3部屋選ばずに「第1希望」だけを申し込むこともできます。
申込期間が終了し、自分以外の申し込みがなければそのまま購入することができます。
また、「第1希望」は抽選になり、「第2希望」の部屋はそのまま購入できることになった場合は、どちらを選ぶかを決めることができます。
抽選会場にて抽選する
マンションのモデルルームなどが会場になり、そこで順次抽選がおこなわれます。
最初に会場のスタッフからやり方の説明があります。
抽選は、よく福引などで使われているガラガラと回す抽選機を利用して、申込者の数字が書かれている玉が出ることによって当選か落選かが決まります。
ガラガラを抽選の数だけ回すので、マンションの規模が大きいとその分当選結果が出るまでの時間が長くなります。
自分の部屋の抽選以外の時間も待たないといけませんので、さらに長く感じるかもしれません。
また、抽選する日程や時間はさまざまで、土日ではなく平日開催することもあります。
そのため、仕事などで当日来られない人もいると思いますが、抽選会に参加しなくても問題はありません。
参加できない場合は、営業担当から電話やメールなどで当選結果を知らせてもらえます。
当選後は購入手続き
当選した場合、その場で購入手続きをする流れが一般的です。
そのため、抽選会場には持ち物として、「印鑑」を持ってくるように言われるかと思います。
当選した場合は、すぐに重要事項説明書の説明を受けて押印や手付金の支払いがあります。抽選会の当日はスケジュールに余裕をもって、最後までいれる時間を確保しておきましょう。
重要事項説明書での説明は、事前にパンフレットなどでマンションの説明を受けているものよりさらに細かな内容になります。
その場で不明点などがあれば、必ず質問するようにしてください。
専門用語が多く出てくるので、全部を1回の説明で理解するのは難しいと思いますが、分からないまま契約をして、のちのち不安になるよりその場で解決してしまったほうが良いです。
また、「手付金」は当日抽選会場へ持っていくのではなく、振込用紙を渡され、後日振り込むケースが多いです。
「手付金」の支払いが完了した後に、購入を自己都合によりキャンセルする場合は、手付金の放棄になり返却されませんので注意してください。
マンションの抽選方法で落選した場合
落選してしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
落選しても、まだ購入のチャンスはあります。
空いている部屋を購入
マンションの規模が大きければ、抽選後も購入者が決定していない部屋がある可能性があります。
そちらに再度購入希望を出すこともできます。
希望していた価格より高くなる可能性もありますが、マンションの立地やその他の条件が合っていれば検討する価値があります。
ですが、住宅ローンの支払いもありますので、物件価格が予定していた金額より大幅に上がる場合は、無理に申し込まずに条件の合う新しいマンションを検討したほうがいいかもしれません。
キャンセル待ちをする
当選した人が、さまざまな理由でキャンセルすることもあるので、キャンセル待ちをすることもできます。
キャンセル待ちの申し込みをした場合は、先着順になります。
再度抽選をおこなうことはないので、キャンセル待ちは早めに希望を出しておくほうが有利です。
「手付金」を支払って自己都合によりキャンセルする場合は、「手付金」の放棄になるのでキャンセルする人は少ないかと思われます。
しかし、自己都合ではなく住宅ローンの審査が通らない場合もキャンセルになります。
住宅ローンの審査が通らないケースは考えられるので、キャンセル待ちで購入できる可能性も十分あります。
しかし、住宅ローンの審査によるキャンセルは、数か所の金融機関に審査の依頼を提出するため、約2週間~1か月程度キャンセルされるまでに時間がかかります。
マンション購入する希望日が特にない場合はゆっくり待っていてもいいかと思います。
ですが、多くの人が出産や転勤、子供の入学前などのタイミングを理由として購入を検討しています。
キャンセル待ちの時間を無駄にしないためにも、落選した場合は、同時進行で新しいマンションを検討することも必要です。
まとめ
マンションが抽選する理由として一番多いのは、購入希望者が多い人気のマンションだからです。
しかし、人気をあえて出すためなど他の理由によって抽選することもあります。
抽選する際に「第1希望」~「第3希望」まで出すことにより、当たり前ですが当選確率が上がります。
また、落選してもキャンセル待ちの申し込みをする方法もありますので、すぐに購入を諦めずチャンスを逃さないようにすることも大切です。
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