戸建てといえば、アパートやマンションなどの集合住宅と違って維持管理がいります。
おすすめのメンテナンス方法やコツ、注意点も含めてご紹介したのがこの記事です。
家屋を適切にメンテナンスすれば、いつまでもきれいな状態で問題が発生することなく長く住めます。
この記事には皆さんが求めている情報がたくさん詰まっているので、ぜひ最後まで読み進めていただければと思います。
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弊社へのお問い合わせはこちら戸建てを正しく維持管理する方法は?
戸建ての正しい維持管理についてお伝えする前に、まず知っていただきたい点があります。
それは、日本の戸建ての寿命が30年間から80年間であることです。
これだけ開きがあるのは建築構造による違いもありますが、住人がどれだけうまく住むかによる違いもあります。
やはり、きちんとメンテナンスをしている家とそうでない家とでは、外側も内側もかなり状態が異なってきます。
大切な家屋には細かな変化が見られるので、まずは自分の目で変化した点がないのか確認することが必要です。
外側のチェック
家の外側だと、たとえば外壁にできたヒビ、屋根の割れや欠け、シャッターのサビなどを確認しましょう。
内側のチェック
家の内側だとクロスのカビ、柱の腐食などを確認します。
床下に入ってシロアリが木を侵食していないかを見ることも必要です。
畳のカビ、網戸のやぶれ、網戸下部の戸車の動き、玄関の開き具合などもしっかりと見ておきましょう。
家族が気づいていないだけで、案外ガタが来ていると感じることもあります。
いつの間にか硬く動きにくくなったドア、輝きを失った水まわりなどもその一例です。
それぞれの個所に適した方法で修繕
家のあらゆる個所の変化を確認したら、次は修繕が必要な個所を直しましょう。
網戸やクロスの破れであれば張替え、玄関ドア自体の不具合であれば交換、水回りの不具合では設備交換などをおこないます。
引き戸などの金具である蝶番(ちょうつがい)がただ外れているのであれば、その部品を交換するだけで済むケースもあります。
住宅の維持には換気も必須
また、日ごろからこまめに換気をして空気を入れ替えることも、戸建ての管理のひとつで必須です。
屋内にカビや害虫を発生させないためには、しっかりと乾燥させておくことが欠かせないからです。
専門業者に任せる方法も
もちろん、専門業者に頼んで家のあらゆる個所を点検してもらったり、傷んだりきれいではないところを直してもらうこともできます。
とくに素人が床下にもぐって床下の木が腐っていたりシロアリに侵食されていたりを確認したり、屋根にのぼってスレートのヒビや割れを見ることは難しいでしょう。
こういった素人では大変な個所は、しかるべき専門業者にチェックしてもらうことがおすすめです。
もしもメンテナンス会社に頼むことを考える場合は、複数の会社に見積もりを取る相見積もりを取ると、金額や得意分野の比較をすることができます。
こういった知識もぜひ持っていてください。
戸建てを維持管理するにはコツがある?
続いて、戸建ての維持管理にはいくつかのコツがある点もお伝えします。
家屋のメンテナンスではあらゆる場所ごとに適切なメンテナンスやコツを知らなければ、修繕に思いがけない時間や費用がかかることもあるからです。
では、2つのコツをご紹介します。
最適な時期を守る
メンテナンスに関する1つ目のコツとして、手を加えて良い状態にする最適な時期を知ることがあげられます。
参考に、場所ごとの最適なメンテナンス時期をご紹介しましょう。
まずは「屋外の維持管理個所と期間」です。
●外壁の塗り替え:10年ほど
●外壁の目地(シーリング):5年から10年ほど
●雨樋(あまとい)交換:20年~25年間ほど
●屋根の張替え:20年から40年間ほど
●屋根や屋上の防水工事:10年ほど
「屋内の維持管理個所と期間」は以下です。
●床下のシロアリ対策処理:5年ほど
●畳の張替え:(裏返し)4年から5年/(表替え)7年から8年/交換10年から15年ほど
●トイレ・浴室・キッチンの設備交換:3年から10年ほど
●クロスの張替え:10年ほど
●給湯器の交換:10年ほど
●給排水の交換:30年ほど
●窓ガラスや建てつけ部分の交換や補修:20年~30年
●玄関ドアの交換:(引き戸)3年~4年/(木造の開き戸)15年から20年/(アルミ製の開き戸)20年から30年ほど
●玄関や窓の鍵交換:20年間ほど
●網戸部分の交換:(網戸)7年/(戸車)12年/(枠)20年間ほど
●洗面台の交換:10年から15年ほど
●浴室のバスタブ交換:10年から15年ほど
こうしてみると、屋外も屋内も各所によってずいぶん修繕や交換時期が異なることがわかります。
費用節約のためにDIYも検討
家屋を問題なくきれいに使うためにおこなう管理では、費用を節約するためにDIYをするのも1つのコツです。
たとえばトイレに温水洗浄便座を取り付けるのは、説明書を理解すれば素人でもできる方もいます。
クロスの小さな範囲の破れや汚れ、日焼けであれば、ちょっとしたコツを覚えて自分の手で交換する方も珍しくありません。
他にも、シンクまわりがサビていれば専用のグッズを使って磨くだけで改善したケースもあります。
このように、DIY初心者でも正しい方法やコツを知れば、問題なくメンテナンスができて費用を浮かせることもできるのです。
戸建ての維持管理をするための注意点
戸建ての維持管理について詳しく見てきましたが、ここはこうしたいという注意点もありますので、確認していきましょう。
メンテナンス費用の準備
家屋をメンテナンスするには費用がいります。
築年数が21年から30年の住宅では、年間にして330万円ほどかかるというデータもあります。
それはメンテナンス個所や傷み具合などによって異なりますが、こういった費用が足りないと直せるものも直せません。
そのため、日ごろから維持管理費用として貯金をしておくことがすすめられます。
家屋の立地によって傷み具合は違う
メンテナンスの注意点として、家の傷み具合は立地によっても変わる点です。
たとえば海が近くにある家の場合、塩害による影響もあります。
風雨や紫外線の影響を受ける個所はとくに確認
また、家屋の中でとくに自然の影響を受けやすいのは外壁や屋根などで、風雨や紫外線によって傷みやすい部分なのでこまめな確認と修繕が必要です。
屋根の鉄の部分がサビたり木の部分が腐ってきたりすることも多くあります。
外壁の目地であるシーリング部分は雨水を室内に入るのを防ぐ役割があり、この部分の工事はおよそ10年で必要になるといわれています。
外壁のメンテナンスはわりとまめにしないといけないという印象がついたかもしれませんが、これくらいの時期をめどにメンテナンスしないと防水性がダウンして雨漏りしてくることもあるので注意しましょう。
雨が室内にまで染み出してくると家の持ちに影響してきます。
室内に雨漏りがあると木材が湿ってしまい、シロアリのエサとなったり室内クロスにカビが発生するなど、健康への心配も大きくなるでしょう。
また、将来的に住宅を売る場合にも、耐震性がダウンしている観点から資産価値が低く見られてしまうのです。
まとめ
戸建てにおすすめの維持管理方法、コツや注意点についてもご紹介しました。
皆さんが求めていた情報はあったでしょうか。
せっかく高いお金を出して買った家は、適切な時期にメンテナンスを実践しましょう。
近年は家の構造などの性能がアップして耐久性を持つことも珍しくなってきましたが、家ごとに適した維持管理をおこなえば持ちは良くなります。
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