不動産の情報のなかで「リノベーション」という言葉を見聞きしたことのある方は多いのではないでしょうか。
しかし、言葉を聞いたことがあっても内容が分からないという方もいるはずです。
賃貸や分譲関係なく、今後住む家や家造りの知識の1つとしてメリットなどを知っておいたほうが良いでしょう。
不動産のリノベーションとはどんなもの?
リノベーションとは英語で「renovation」と書きます。
「刷新」や「革新」という意味で、家の機能性や価値を上げることを意味する言葉です。
要するに家を一度骨組みの状態にした後に新たに作り直す方法を指します。
意味合いは少し違いますが、建て替えと同じようなものだと考えてください。
同じような意味の言葉として「リフォーム」があります。
リフォームは壊れた場所の修繕や修復をすることを指し、原状復帰させることを意味する言葉です。
言葉の意味は全く違うので、自分が家をどんなふうにしたいのかを伝えるときには間違えないように注意してください。
不動産をリノベーションするときの費用とは?
建物をリノベーションする場合、一度骨組みの状態にしなければならないため、工事の規模が大きく完成まで3か月程度の時間がかかります。
費用は規模にもよりますが、都建て住宅だと1,500万円程度、マンションなどの集合住宅だと1,000万円程度かかると考えておいたほうが良いでしょう。
リノベーションする場合は住宅ローンが使えません。
そのためローンを組む場合はリフォームローンを組むのが一般的です。
住宅ローンが使えないと言うことは住宅ローン減税の対象外になりますので、注意してください。
不動産をリノベーションするメリットとは?
住宅というものは年月が経てばそれだけ劣化していきますし、価値も下がります。
住んでいる方のライフスタイルもどんどん変化していきますから、家をそれに合わせていくほうがより住みやすくできるのが大きなメリットです。
また、中古物件を購入する場合でも、リノベーションすることで新築の注文住宅にすることと同じ感じを味わえますし、同じことでも安く抑えられます。
一方、すべての住宅がリノベーションできるわけではありません。
自分の思い描く家と現実をすり合わせていくことも重要になります。