京都部向日市にある、長岡宮跡大極殿という場所をご存じですか?
かつて都がおかれ、今では「日本の歴史公園100選」にも選定されている向日市民の憩いの場所です。
そこで今回は、長岡宮跡大極殿の歴史をはじめ、公園として親しまれている現在の魅力や特徴、そしてアクセスなどの利用情報についてもご紹介します。
向日市の歴史遺産!かつて都がおかれた長岡宮跡大極殿とは
長岡宮跡大極殿は、「ながおかきゅうせきだいごくでん」と読みます。
向日市の中央やや南に位置し、延暦3年(西暦784年)から10年にわたり桓武天皇が政治を司った「長岡京」の大内裏跡です。
その歴史から昭和39年には国の史跡に指定され、今では大極殿公園として向日市民から親しまれています。
長岡宮跡大極殿を中心とした発掘調査は史跡に指定される10年前の昭和29年から開始され、調査によって発掘された木簡など数々の歴史的遺物は「向日市文化資料館」で見学が可能です。
その後、平成19年には「日本の歴史公園100選」に選出されています。
現在は公園として向日市民に愛される長岡宮跡大極殿の魅力とは
長い歴史を持ち、現在は公園として親しまれている長岡宮跡大極殿。
その敷地は道路を挟んで南北にわかれており、南側の公園に大極殿が、北側には小安殿が整備、復元されています。
公園とはいえブランコやすべり台といった遊具などはありませんが、石碑や説明板などが各所に点在しており、かつて都として日本の中心であった歴史を静かに感じることができる公園です。
緑が豊富な敷地内はきれいに整備されており、東屋やベンチなどで休憩しつつ散策を楽しむことができます。
また、毎年11月11日には長岡京遷都を記念して「大極殿祭」が開催されています。
向日市のおでかけスポット!長岡宮跡大極殿の利用情報
長岡宮跡大極殿へは、阪急京都線の西向日駅から徒歩5分ほどでアクセスできます。
休園日や開園時間などはとくにないので、いつでも見学や散策が可能です。
また、入場料も不要なので、気軽に何度でも訪れることができます。
ただし、園内に駐車場は用意されていないので、車で訪れる予定の方は注意してくださいね。
長岡宮跡大極殿の利用情報
●住所:京都府向日市鶏冠井町大極殿
●アクセス:阪急京都線「西向日」駅より徒歩約5分
●休園日:なし
●入園料:無料
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