住宅購入を考えている方のなかには、住宅ローンを親子で組もうと検討している方もいるでしょう。
親子リレーの住宅ローンとはどのような仕組みなのか、メリットや注意点などはご存知でしょうか。
今回は、親子リレー住宅ローンとはどのようなローンなのかを解説していくので、契約や審査の申し込みをする前にぜひチェックしてくださいね。
親子リレーの住宅ローンはどのような仕組み？
住宅ローンの親子リレーとは、まずは一定期間親がローン返済し、その後子どもが引き継ぐ仕組みになっています。
要件や条件にも特徴があり、同居中もしくは将来的に同居する、親と子どもの両方が団体信用生命保険に加入するなどさまざまです。
金融機関によって条件は変わってくるので、不動産会社へ相談、もしくは仮審査時に金融機関に相談してみましょう。
親子リレー住宅ローンのメリットとは？
親子リレーにするメリットは、返済期間に余裕を持てる、借入可能額の増額が可能な点でしょう。
親のみでローンを組むと短い場合でも、子どもに引き継ぐため返済期間は長く設定できます。
また、借り入れ額についても返済者は2人なので、ある程度高めの予算設定が可能です。
ただし、デメリットとして子ども側の負担が大きいので注意が必要です。
親子リレー住宅ローンの注意点とは？
親子リレーを選択するうえでの注意点は、別の住宅ローン申込みはできない、団体信用生命保険によるローン完済がなくなる点でしょう。
たとえば、親子リレーで住宅ローンを借りているが新たに不動産を購入する場合はローンが組めず、現金での支払いを選択しなければなりません。
また、通常1人で住宅ローンを組むと、契約者が死亡した場合は団体信用生命保険によって住宅ローン返済は免除されます。
しかし親子リレーの場合は免除されることなく返済は続いていくため、残された側の負担はかなり大きなものになってしまいます。
一般的なローンと比較して子ども側の負担が大きいことから、自分や家屋の将来のことを考えて利用をためらう、検討時間を長くとることが多くなっています。
