築年数が経った中古物件には、間取りや機能面でどうしても満足できないところがあるはずです。
それを自分なりの理想形にするには、フルリノベーションという方法があります。
こちらの記事では、フルリノベーションとは何か、メリット・デメリットについてもご紹介していきます。
中古住宅のフルリノベーションとは
いくら新築の物件であっても、10年を過ぎた頃から不具合が出てくるのが普通で、中古物件の購入を検討している方はフルリノベーションも考えてみてはいかがでしょう。
通常リノベーションは、今の生活スタイルに合わせて動線や機能性を変えたり、向上させたりすることで、新築時に求めた機能や目的とは違う内容になります。
そしてフルリノベーションとの違いですが、これは内装をすべて取り外し、スケルトン状態にしてからおこなう大掛かりな工事になるという点でしょう。
また、リフォームは経年劣化により傷んだ場所を新築当時のような新しい状態へ戻すことを目的としたものですので、両者の違いは性能を変えるか元に戻すかの違いです。
中古住宅をフルリノベーションするメリットとデメリットとは
メリット
・固定資産税が安くなる
・駅前などの好立地であっても希望通りの物件が見つかりやすくなる
・従来の間取りを自分たちのライフスタイルに合わせて大幅に変えることができる
デメリット
・ローンを組む際の金利が高くなる可能性がある
・工期が長くなる
中古住宅をフルリノベーションするにはどのくらいの費用が必要か
フルリノベーションは、その価格帯が非常に広いのが特徴です。
理由としては素材や規模、グレードなどの要素によって予算が大きく変わるからです。
ただ、目安としてはマンションの場合が「250~900万円」で、戸建ての場合は「390~2,000万円」なり、坪単価としては「8~22万円」ほどを見ておくといいでしょう。
費用の内訳ですが、間取りを変更するのであれば間仕切りの撤去や新たなドアの設置などに一か所につき「7~35万円」ほどの金額です。
また水回りにおいては「50~150万円」、リビングや和洋室が各「20~150万円」、これに耐震や断熱工事をするのならプラス「20~200万円」かかります。