日当たりの悪い物件に住んでいると、いろいろな不便なことがでてくるため、売却を考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、日が入りにくい物件というのは市場では人気が低いため、通常の物件の約80%まで安くなってしまうことがあるのです。
ではどうしたら高く、そして早く、日当たりの悪い物件を売却できるのかを本記事で解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら日当たりの悪い家を売却する際のデメリットとは
通常、日当たりの悪い部屋というのはなかなか売れづらい傾向にあります。
というのも、日当たりが悪い部屋にはデメリットが存在し、避ける方がいるためです。
では、どのような家が売れづらいのか、何点かご紹介します。
光熱費の出費が大きい
日が入らない部屋というのは、昼間でも照明の明かりが必要になり、日が入る部屋と比べて照明の必要な時間が多くなります。
照明以外のことでも、日が入らないので寒くなりがちで、エアコンや暖房を使用する機会が増えるため、余計な出費が必要になってくるのです。
洗濯物が乾きにくい
日当たりが悪いと洗濯物が乾きにくくなってしまうというのも大きな問題かもしれません。
朝一番に天気予報で、「晴れるみたいだから外に洗濯物を干そう」と考えても、ベランダが日陰になっていれば、洗濯物が乾かないなんてことも起きてしまいます。
夏場になれば、日陰になっていた場合でも気温が高いため、比較的洗濯物は乾きやすい傾向です。
ですが、冬場になると気温が下がるため、洗濯物が乾くのにかなりの時間が必要になり、1日中外で干したとしても乾かないことがあります。
風通しの悪さで湿気がたまりがちに
窓を開けたら近くに別の建物の壁などがあると、風通しが悪くなるため、湿気がたまってきてしまいます。
湿気というは放っておくと、結露やカビを発生させる原因となるので、服や家具などが傷んでしまう可能性があるでしょう。
体内時計が乱れがちになる
人体のなかには体内時計というものがあるといわれますが、体内時計というのは意識をしないと、生活をしていくたびに少しずつ乱れていきます。
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、毎日のリズムを形成していきます。
ですが、日の当たらない部屋で過ごしている生活を送っていると、体内時計がリセットできないため、少しずつ乱れてきてしまうのです。
「寝たいのになかなか寝付けない」や「寝ていたはずなのに夜中になると目が覚める」などの症状がでている方は、日当たりの悪い部屋が原因なのかもしれません。
冬場の寒さ
日が当たらないということは、部屋の気温が上がらないため、冬場はとても寒いということです。
一般的に寒さをしのぐ場合、家庭ではエアコンや暖房を使用しますが、昼間に関しては日が当たるために、暖房器具はいらないという方もいるはずです。
部屋に日が入らないと、どうしても部屋が暖かくならないために、暖房やエアコンが必須となります。
そうなると、部屋が乾燥しすぎるということもあるために、対策として加湿器を設置することが必要かもしれません。
日当たりが悪いと物件の売却価格にどのくらい影響があるのか
物件を売却する際、日の当たる物件は人気があり、売れやすい傾向です。
「方角」の人気順でご紹介しますと、1位は「南向き」、2位「東向き」、3位「西向き」、「北向き」の順番です。
なぜ「南向き」が人気なのかといいますと、「1日中日当たりがいい」ということです。
逆に「北向き」というのは、なかなか日が入らないとのことで不人気で売れづらいということです。
ですので、物件の向いている方向によって、売却価格にも約3~20%ほどの差がでてきてしまうのです。
南向きですと売却価格の変動は0%ですが、東向きが3~7%で、西向きが5~9%下がり、北向きが約10~20%も下がってしまうというデータがあります。
ですが、人気が低い方角の物件だからといって売れないわけではなく、少し工夫をするだけで、売却できる可能性が高くなります。
たとえば「南向き」ですと、家で過ごす時間が長い方や、「東向き」は朝方に家事などを終わらせる方、「西向き」は夕方や夜にかけて活動する方向きとなっています。
そして人気の低い「北向き」は日中外出している方など、ほかの方角のデメリットを説明したうえで、メリットをアピールすると、あまり人気のない方角の物件でも売却できる可能性が高くなります。
北向き物件の売却相場は10~20%下がる
1日中日当たりが悪いと室温が下がってしまい、日中でも寒さを感じやすくなるのはもちろん、大きなデメリットは洗濯物が乾きにくいということです。
ですが直射日光が入りにくいため、家具などの設置物が傷みにくく、室内温度が上がりにくいため、ほかの方角よりも夏場は涼しいというメリットがあります。
とはいえ、日当たりがよくないせいで、ほかの方角の物件に比べて価格が安くなってしまうという点があります。
日当たりが悪い物件を高く売却する方法
方角のなかでも東向きや南向きが売れやすい事実は変わりませんが、ちょっとしたコツで日が入らない物件を高く、そして早く売却できるかもしれません。
日が入りにくい物件を高く売る方法として、「物件の写真を明るく撮る」ということです。
物件がほしい買主は、インターネットサイトやチラシに掲載されている「写真」を見て、物件の内覧を申し込みます。
ですので、チラシやインターネットサイトに掲載する写真は、第一印象をよくするために、明るく見栄えをよく見せることが大切になります。
物件の写真を撮る際は、昼間に撮影することがポイントで、または照明を使って撮影するとキレイに仕上げることが可能です。
照明を使って部屋を明るく見せるポイント
日当たりが悪いといっても、室内の照明を増やすことで部屋自体を明るくでき、物件を内覧にきた方の印象もアップできるでしょう。
ポイントとしては「暖色系の間接照明」を設置しておくと、まるで朝日が差し込んでいるような印象を与えられます。
ちょっとした工夫を演出することによって、日の当たりにくい物件でも購入を検討してもらえる可能性が高くなります。
日陰のメリットをアピールする方法
人気の日が入る方角にもデメリットはあるので、逆に日が入らないメリットをアピールすると、購入意欲を高められるでしょう。
具体的に日が入らないメリットとして、「家具が日焼けしにくい」「夏場でも涼しく熱がこもりにくい」などのメリットがあげられます。
日光には紫外線というものが含まれており、物の劣化を進めてしまう効果があるのです。
そのため、日が入りやすいということは「物の劣化の進行が早まる」傾向にあります。
ですので、日が入りにくい物件であれば、紫外線の侵入を防ぎ劣化が起こりにくいので、美術品や書籍などコレクションしている方には安心できるでしょう。
熱がこもらず夏場は涼しい
日の光というのは熱エネルギーを持っているため、日が入るともちろん室内温度が上がってしまいます。
ですので、日が入る部屋は室内温度が上がりやすいため、扇風機やエアコンを夏場に使用しないと、熱中症などになるリスクが増えてしまいます。
しかし、日が当たりにくい部屋は室内温度が上がりにくいために、涼しく夏場を過ごすことができ、扇風機やエアコンの電気代を抑えられるメリットがあるのです。
夜型の仕事をしている方に向けて売却する
すべての人間が昼間に活動しているというわけではなく、なかには「夜型」のお仕事をしている方もいます。
夜型のお仕事の方は、基本的にお昼に睡眠をとりますので、日が当たらないというのはむしろ好都合な物件といえるでしょう。
まとめ
日当たりの悪い家は需要が少なく、一般的な物件の約80%まで値下げをしないと売れないケースも見受けられます。
ですので、日の当たりにくい物件をなるべく高く、早く売るためには掲載情報に載せる写真を工夫することです。
または、日が当たらないメリットをアピールすることによって購買意欲を高められるでしょう。
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