少子高齢化が進んでいる現在、全国各地で管理不全の空き家の増加が深刻な社会問題になっており、空き家の所有者に適正な物件管理が求められています。
住居していた方が住まなくなった空き家は、火災や倒壊の危険性があるため、放置すると行政指導される可能性があるのです。
今回は、空き家の電気が必要な理由やブレーカー管理・漏電についてご紹介します。
空き家に電気は必要?
空き家に電気の通電は必ずしも必要なわけではありません。
もし取り壊しが決まっているのなら、電気の契約は解除したほうが良いでしょう。
電気が通電されたままの場合、漏電による火災の危険性があるからです。
ただし売却する場合は、電気の契約は内覧準備のため継続しておいたほうが良いです。
屋内を掃除する際、掃除機が使えたほうが効率的であるだけでなく、内覧時に照明やエアコンが使えなければ、購入希望者がじっくりと物件を確認することができません。
すぐに売却しなくても将来売却しようと考えているのであれば、電気は解約せずに、月に1回は空き家のメンテナンスに訪れるようにすると良いでしょう。
空き家のブレーカーは落としたほうが良いの?
誰も住む見込みがない空き家なら、ブレーカーは落としたほうが良いです。
ブレーカーさえ落としておけば漏電の危険性はなくなり、余分な電気代もかかりません。
不用な家電は処分しておくのが望ましいですが、すぐに処分できなければコンセントを抜いて冷蔵庫の中は空にしておきます。
物件によってはホームセキュリティ管理をしている場合がありますが、この場合は電源は落とさないほうが良いです。
ホームセキュリティは火災・ガス漏れ・不法侵入など異常を検知するシステムで、敷地内に設置したセンサーやカメラで24時間物件を管理しています。
建物に異常があれば警報が鳴ったり警備会社へ自動通報されますが、システムは電気で動作しているので、ホームセキュリティが導入されている建物の電気を止めることはおすすめできません。
空き家の漏電確認はどうする?
「漏電」とは、何らかの要因によって電気が目的の回路以外に流れてしまう現象のことで、火災の原因になることが多いです。
漏電しているかどうかの調査方法でもっとも簡単なのが、電気料金の請求書を確認する方法や、電力会社のホームページから電気料金や電気使用量を確認する方法があります。
普段から住居している方がいない空き家なら、電気料金はほぼかかっていないので、毎月の請求額は基本料金程度でほとんど変動はありません。
もし基本料金より高額な請求になっていたり電気使用量が多い場合は、漏電を疑うと良いでしょう。
ほかにも分電盤を確認したり、家電の電源を入れてみたりする方法があります。
通常、漏電や落雷などにより一時的に過電流が流れると、ブレーカーが落ちるようになっています。
分電盤を確認すれば室内のどこでブレーカーが落ちているかが分かり、漏電場所が特定できるのです。
まとめ
空き家だからと言って、簡単に電気や水道を止めることはおすすめしません。
普段から住居している方が住んでいなくても、不動産の所有者は物件の管理をしなければならないのです。
電気が使える状態の空き家は漏電の危険性があることを踏まえて、定期的なメンテナンスをおこなうようにしましょう。
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